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Professional Support 代表の古川真行です。


父から頂戴しました、宮本輝さん作のにぎやかな天地を読みました。

発酵食品を主軸に、お話しが構成されています。

テーマも面白いのですが、登場人物に素晴らしい仕事人が何人も登場します。

私も一事業主の端くれでありますから、仕事人のお話しは目に留まり、記憶に残り易いです。

その中でも印象深い場面がありました。


主人公一行が車で移動中、お手洗いを拝借する為に立ち寄った浮島の観光所で出会った、案内人のご老人との出会いです。

お手洗いを使用し、駐車場も無料で停めることができ、そのまま立ち去るのは旅行者として如何なものかとの話しになり、目の前の浮島に立ち寄ることにしました。

利用料は一回100円でありましたが、お手洗いの使用料代わりにはなるだとうと、気軽に立ち寄ったのです。


その道案内に、ご老人が付いてくれます。

回る前に説明されましたが、主人公たちが回る場所はご老人の担当箇所ではなく、完璧に説明出来る場所ではないのだけれどと、何度も念を押されます。

全員心の中では、100円なので、適当で構いませんと呟いています。

そこからご老人の博識もさることながら、長い長い名所の説明が始まります(笑)

しかし、時折自身の納得できる説明が出来なかった時に、苦虫を潰したような顔をします。

己の求める仕事の完成度ではないからでしょう。


一向は最初、そこまで説明してくれなくて良いよ。

早く終わらないかなと思っていた自分たちを恥じました。

そのご老人は、一回100円だとうと、観光客が一人だろうと、同じ説明をされたのでしょう。


引用↓

仕事とはこのようにあるべきなのではないか。

仕事をする限りは、一切手抜きをせず、仕事とはかくあるべきだというものを、為さなければならない。

それは報酬とは無関係なのだ。

いかに少ない報酬であろうとも、それが自分の仕事である限り、決して手は抜いてはならない。

仕事とは、そうであらなければならない…。


全てをもう一度見直し、クライアントの求める本質は何なのか。

考え直すキッカケをいただきました。

クライアントの望む以上のレベルにまで、高めてみせなくてはいけません。

期待に応えるということは、そういう事なのではないかと感じました。


良質の本を読むと、心が充足感で満たされます。

元手はプライスレス(笑)

有り難い話しです。


追伸、その国の民度を知るには、その国でトレンディーな書物を探ることが、一番正確に知ることの出来る方法であるとの一文がありました。

それに関しては大共感。

流行本が、その国の流行や教養を表しているように感じます。

そう考えますと、本を読むことが必要なのではなく、【本】が必要なのです。


私はブルーライト越しに読む電子書籍が苦手。

そこは生涯変わらないのかな~。

ペーパーレスで環境保全に貢献出来ない自分がもどかしいとも思いますが、そこは別のところで環境保全に取り組みます。


最後までお付き合いありがとうございました。